G20を控え、ドル円レートと為替政策への警戒感が高まる中、今日の為替市場の動向に注目が集まっています。
目次
昨晩のNY市場の動き
指標 | 値 |
---|---|
ドル/円 | 154.17 ~ 154.71 |
ユーロ/ドル | 1.0630 ~ 1.0680 |
ユーロ/円 | 164.22 ~ 164.81 |
NYダウ | -45.66 → 37,753.31ドル |
GOLD | -19.40 → 2,388.40ドル |
WTI | -2.67 → 82.69ドル |
米10年国債 | -0.080 → 4.587% |
本日の注目すべき経済指標
国 | 経済指標・企業決算 | 内容 |
---|---|---|
豪州 | 豪3月雇用統計 | 豪州の雇用市場の現状と動向。 雇用の増減は経済の健全性を示す重要な指標。 |
台湾 | 企業決算:TSMC | 世界最大の半導体製造会社TSMCの四半期決算。 半導体市場の動向や将来予測に関心集中。 |
米国 | 新規失業保険申請件数 | アメリカの雇用市場の健全性を測る指標。 失業保険の新規申請件数で経済動向を反映。 |
米国 | 3月景気先行指標総合指数 | 経済活動の先行きを予測するための指標。 数ヶ月先の経済動向に関する情報提供。 |
米国 | 3月中古住宅販売件数 | 不動産市場の状況を示す指標。 住宅市場の健全性が見られる。 |
米国 | 企業決算:ブラックストーン、 ネットフリックス | 影響力のある両企業の決算発表。 市場に大きな影響を与える可能性あり。 |
本日の考察
ドル円は155円の節目前で一服し、154.71円を高値に日中154.17円まで下げましたが154円台は維持しました。
米長期金利の低下とG20でのドル高議題が意識され、ポジションが一部巻き戻された模様です。
鈴木財務大臣はG20で日米韓財務相会合を開催、急速な円安・ウォン安に関して意見交換し、共同声明には深刻な懸念を示しましたが、ドル高是正の要求は低い可能性とされます。
ドイツ証券は、ドル円レートは日米金利差より金融緩和差に影響されると報告しています。
本日のドル円は153.20円~155円を予想します。
まとめ
昨晩のNY市場では、ドル/円が154.17~154.71、ユーロ/ドルが1.0630~1.0680の範囲で推移しました。
NYダウは45.66ポイント下落し、ゴールドやWTIも下落しました。
米10年国債利回りは下落しています。
今日注目の経済指標には、豪州の雇用統計、台湾TSMCの決算、米国の新規失業保険申請件数などがあります。
ドル円は、G20前と米長期金利の低下により、154円台を維持しています。
鈴木財務大臣はG20で日米韓財務相会合を開催しましたが、ドル高是正の要求は低い可能性との見方が示されました。
ドル/円の今日の予想レンジは153.20円~155円です。