マーチンゲール法は海外FXでも使える?やり方やメリットについても解説

目次

マーチンゲール法とは

マーチンゲール法は、賭け事やトレードで利用される資金管理の戦略です。

この方法の基本的な考え方は、負けた後に次の賭けで掛け金を倍にすることで、最初の勝ちで全ての損失を回復し、さらに利益を得ることができるというものです。

しかし、この戦略は無限の資金と賭けの上限がないことを前提としています。

連敗が続くと、資金が底をつくリスクがあり、経済的損失を招く可能性が高いです。

したがって、マーチンゲール法を使う際には慎重な資金管理とリスク評価が必要となります。

マーチンゲール法のやり方

マーチンゲール法のやり方の手順を解説していきます。

この手法は基本的には損失をてり戻し、さらに小さな利益を得ることを狙った賭け方です。

初期賭け金の設定: 最初に賭ける金額を決めます。この金額は損失を許容できる範囲内で設定することが重要です。

マーチンゲール法のやり方の手順
STEP
賭けて勝つか負けるかで動作を変える
  • 勝った場合: 同じ金額を再度賭けます。
  • 負けた場合: 次のラウンドで賭ける金額を倍にします。この「倍増」戦略がマーチンゲール法の核心部分です。
STEP
 勝つまで倍増を続ける

負け続ける度に、賭け金を倍にしていきます。勝つことができれば、そこで得られる利益がこれまでの損失をカバーし、さらに最初に設定した賭け金と同じ額の利益が得られます。

STEP
 勝った後は初期賭け金に戻る

勝利した後は、再び最初に設定した賭け金額からスタートします。

  • 無限の資金が必要: 理論上は、資金が尽きるまで無限に続けることができれば、最終的には利益を得ることができます。しかし、実際には資金には限りがあり、多大な損失を招くリスクがあります。
  • 賭け金の上限: カジノや賭け事には通常、賭け金の上限が存在します。連敗が続いた場合、倍増し続けることができなくなるため、システムが機能しなくなります。
  • 長期的な勝利の保証はない: この方法は短期間における損失を回復する可能性を提供しますが、長期的に見ると平均して利益を得ることは困難です。

マーチンゲール法を利用するメリット

マーチンゲール法を利用するメリットは4点あります。

  1. やり方が簡単なので誰でも実行できる
  2. 1回当たった時点で負け額がリセットできる
  3. 負け続ける可能性は低いのである程度の勝率が見込める
  4. 自動売買にも利用することができる

それぞれ解説していきます。

やり方が簡単なので誰でも実行できる

マーチンゲール法はその手順が非常にシンプルであるため、ギャンブル初心者から専門家まで、誰もが簡単に理解し実行できます

賭け金を倍にするという基本的なルールを覚えておくだけで、多くの賭け事や投資活動に応用することができるので、操作の難易度が低いという点が大きなメリットです。

1回当たった時点で負け額がリセットできる

マーチンゲール法の最大の魅力の一つは、勝利するとこれまでの負けがチャラになり、さらに初回の賭け金分の利益を得られる点です。

この戦略を使用すれば、一度勝つだけで失ってきた資金を一気に取り戻すことが可能になり、心理的な安心感を得ることができます。

負け続ける可能性は低いのである程度の勝率が見込める

理論上、マーチンゲール法を使用すれば、連続して負け続ける確率は低くなります

同じ結果が続けて発生する確率は、数学的に見ると減少するため、ある程度長い時間をかけてギャンブルを行う場合、勝率が向上すると言われています。

これは、特に確率が50%に近い賭け事で有効です。

自動売買にも利用することができる

マーチンゲール法はそのシンプルなルールから、金融市場での自動売買プログラムにも応用されています。

損失が出た場合にはポジションを倍増させることで、市場が反転したときに大きな利益を得ることが可能です。

これにより、一定のルールに基づいた機械的な取引が可能となり、感情に左右されることなく判断できるという利点があります。

マーチンゲール法を利用するデメリット

マーチンゲール法を利用するデメリットは3点あります。

  1. 連敗すると大きな損失を生む
  2. 勝ち額が大きくなりにくい
  3. 注文ロット数が上限に達してしまうと実行できない場合がある

それぞれ解説していきます。

連敗すると大きな損失を生む

マーチンゲール法を利用する際に最も危険な点は、連敗が続くと賭け金が指数関数的に増加することです。

少ない回数の連敗でも、急速に賭け金が膨れ上がり、予算オーバーとなる大きな損失を生んでしまう可能性があります。

このリスクは、利用者の資金力が試される部分であり、深刻な財務問題を引き起こす原因となり得ます。

勝ち額が大きくなりにくい

マーチンゲール法は、一連の損失をカバーし、さらに小さな利益を上乗せする戦略です。

しかし、この方法では勝ち額が初回の賭け金分の利益に限定されるため、大きな勝ち額を得ることが困難です。

時間とともに大きなリスクを背負いつつ、得られる利益は比較的小さいという、リスクとリターンのバランスが取りにくい点がデメリットと言えます。

注文ロット数が上限に達してしまうと実行できない場合がある

多くのカジノや取引プラットフォームには、賭けられる最大金額や注文できるロット数に上限が設定されています。

マーチンゲール法で連敗が続くと、設定された賭け金の上限に達してしまい、ルール通りに賭け金を倍にすることができなくなる場合があります。

この制限により、戦略の実行が不可能となり、計画した通りに資金を回復させることができなくなるリスクが存在します。

マーチンゲール法が海外FXに向いている理由

マーチンゲール法が海外FXに向いている理由は4点あります。

  1. ハイレバレッジでの取引が可能
  2. ロスカット水準が低く設定されている
  3. 約定率が高く、しっかりと利益を確保しやすい
  4. 追証がないので、資金がマイナスになっても安心

それぞれ解説していきます。

ハイレバレッジでの取引が可能

マーチンゲール法は損失後に投資額を倍増して回復を目指す手法です。

海外FXではハイレバレッジを利用できるため、少ない資金で大きな取引が可能になります。

この特性がマーチンゲール法と相性が良く、損失を迅速に回復するチャンスを提供します。

しかし、高いレバレッジはリスクも伴いますので、慎重な資金管理が必要です。

ロスカット水準が低く設定されている

海外FXの多くでは、ロスカット水準が低く設定されていることが一般的です。

これにより、トレーダーはより多くのポジションを保持しながら、価格の反転を待つことができます。

マーチンゲール法を使用する際、より長い損失期間を耐えることが可能となり、最終的な回復への道のりがより現実的になります。

ただし、この戦略は資金の追加が必要になる可能性があるため、資金管理には注意が必要です。

約定率が高く、しっかりと利益を確保しやすい

海外FXのプラットフォームは、高い約定率を誇り、オーダーが意図した価格で実行される確率が高いです。

この確実性は、マーチンゲール法で利益を出す際に大きな利点となります。

損失を次々と回復しようとする戦略では、各取引が計画通りに進むことが極めて重要です。

約定率の高さは、このプロセスをよりスムーズにし、利益確保の機会を増やします。

追証がないので、資金がマイナスになっても安心

多くの海外FXブローカーでは、追加証拠金(追証)の要求がありません

これにより、資金がマイナスになった場合でも、追加の資金を用意する必要がなく、取引を続けることができます。

マーチンゲール法を用いて取引を行う場合、この特徴は大きな安心材料となり、戦略的に積極的なポジションを取りやすくします。

しかし、マイナス残高のリスクも十分に理解し、資金管理には十分注意が必要です。

マーチンゲール法を海外FXに活用するときの注意点

マーチンゲール法を海外FXに活用するときの注意点は4点あります。

  1. スプレッドがあるので、勝率が実質的には下がる
  2. どこで利確をするのか、損切りをするのかを事前に決めておく
  3. ロットを上げすぎるとロスカットされる確率が上がる
  4. エントリーのしすぎは含み損が増えやすい

それぞれ解説していきます。

スプレッドがあるので、勝率が実質的には下がる

海外FXにおいてスプレッドは取引コストの一部となります。

マーチンゲール法では取引回数が増えるほど、これらのコストも積み重なっていきます。

結果として、必要な勝率が実質的に高くなり、利益を出すためのハードルが上がる点に注意が必要です。

高い勝率を維持するためには、市場分析と戦略の見直しを常に行うことが重要です。

どこで利確をするのか、損切りをするのかを事前に決めておく

マーチンゲール法を用いる場合、事前に利確と損切りのポイントを明確に設定しておくことが重要です。

特に、損失が膨らんだ場合にどの段階で撤退するかを決めておかないと、取り返しのつかない損失を被るリスクがあります。

計画的な取引でリスクを管理し、感情に流されることなく機械的に取引を実行することが不可欠です。

ロットを上げすぎるとロスカットされる確率が上がる

マーチンゲール法では、損失後にロット数(取引量)を増やして回復を試みるため、ロットを上げすぎるとロスカットされるリスクが高まります

特に、ハイレバレッジを使用している場合、アカウントの資金に対する取引量が適切でなければ、市場の小さな動きで大きな損失を被ることがあります。

常に残高に対するリスクを評価し、保守的なロットサイズから徐々に調整していくことが賢明です。

エントリーのしすぎは含み損が増えやすい

マーチンゲール法を海外FXで実践する際、多くのエントリーを行うことで、含み損が大きく膨らむリスクがあります

一度に多数のポジションを保有すると、市場の不利な動きにより、管理しきれないほどの含み損を抱える可能性があります。

このような状況を避けるためには、エントリーの数を制限し、市場の状態を常に把握しながら慎重に進めることが重要です。

マーチンゲール法を利用するのがおすすめな人

マーチンゲール法を利用するのがおすすめな人について2点解説していきます。

  1. 多くの資金が用意できる人
  2. 勝率を高く保てる人

多くの資金が用意できる人

マーチンゲール法は、損失が出た際にその損失をカバーするために、次の取引で資金投入を倍増する戦略です。

この方法を成功させるためには、複数回の損失を耐えられるだけの十分な資金が必要となります。

そのため、大量の資金を用意でき、かつ損失を続けても耐えられる精神力を持った人に最も適しています。

資金力があり、リスク管理がしっかりしている人におすすめです。

勝率を高く保てる人

マーチンゲール法を用いる場合、数回の損失後でも一度の勝ちで全ての損失を回復できる可能性がありますが、そのためには高い勝率を維持する必要があります。

市場の分析能力が高く、一定の勝率を維持し続けることができるトレーダーにはこの手法が向いています。

トレンドやチャートの分析が得意で、緻密に計画を練り、実行できる人にマーチンゲール法はおすすめです。

海外FXのマーチンゲール法に関するよくある質問

マーチンゲール法とはなんですか?

マーチンゲール法は、損失が発生した場合に次の取引で投資額を倍増させ、損失を取り戻しながら利益を出すための賭け方や投資戦略です。この方法は、最終的に勝利するまで資金を倍増し続ける必要があり、無限の資金と高いリスク許容度を要求されます。

海外FXでマーチンゲール法は使えますか?

使用することは可能です。特に、海外FXは高いレバレッジを使って取引できるため、少ない資金で大きなポジションを取ることができ、マーチンゲール法の効果を最大化することができます。

マーチンゲール法を使えば確実に勝てますか?

マーチンゲール法を使っても確実に勝てるわけではありません。この戦略は損失をカバーするために次の取引で資金を倍増させますが、連敗が続くと資金が底をつき、大きな損失を被るリスクがあります。

まとめ

マーチンゲール法は、負けた場合に次回の賭けで資金を倍増させ、損失を回復し利益を目指す戦略です。

海外FXでは、ハイレバレッジや低いロスカット水準などの特徴を活かし、マーチンゲール法を使うことが可能ですが、大きなリスクも伴います。

勝てば全損失をカバーし利益が得られるものの、連敗が続くと資金が急激に減少する危険があります。

適切な資金管理とリスク管理が必要であり、十分な資金があり、高い勝率を維持できるトレーダーに適しています。

無限の資金とリスクを受け入れられる場合以外、慎重な検討が求められます。

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