本日の為替市場は円安が進行し、市場関係者は日本銀行の介入に注目しています。
「円安進行と日銀介入の行方を注視」という見出しのもと、最新の為替レートの動向及び経済指標の分析を行います。
目次
昨晩のNY市場
項目 | 動き | 数値 |
---|---|---|
ドル/円 | 155.35 ~ 155.69 | |
ユーロ/ドル | 1.0740 ~ 1.0757 | |
ユーロ/円 | 167.03 ~ 167.34 | |
NYダウ | +172.13 | 39,056.39ドル |
GOLD | -1.90 | 2,322.30ドル |
WTI | +0.61 | 78.99ドル |
米10年国債 | +0.032 | 4.494% |
本日の注目すべき経済指標
国/地域 | イベント名 | 概要 |
---|---|---|
日本 | 3月景気先行指数(CI)(速報値) | 経済活動の先行きを示す重要な指標で、経済が好転する可能性を示唆。 |
日本 | 3月景気一致指数(CI)(速報値) | 現在の経済活動の状態を示し、経済の現状を反映。 |
中国 | 4月貿易統計 | 中国の輸出入データを公開し、中国経済と世界経済の影響を分析。 |
中国 | 4月貿易収支 | 輸出と輸入のバランスを示し、国の経済的健全さを測る指標。 |
英国 | BOE金融政策発表 | 英国中央銀行による金融政策方向性が示され、利息率や量的緩和の言及が可能。 |
英国 | ベイリー・BOE総裁会見 | 金融政策や経済見通しについて総裁が語る。 |
英国 | BOE金融政策委員会(MPC)議事録 | 金融政策に関して委員会で話し合われた内容の詳細が公開。 |
アメリカ | 新規失業保険申請件数 | 労働市場の健全性を示し、経済の状態を反映。 |
アメリカ | デーリー・サンフランシスコ連銀総裁、座談会に参加 | 経済見通しや政策についての意見が語られ、市場に影響。 |
本日の考察
本日のドル円相場は、植田日銀総裁と岸田首相の会談後も円安が進み、NY市場では155円69銭までドルが反発。
市場は円安けん制発言にも動じず、円が売られ続けています。
過去に実施された「実弾介入」にもかかわらず、ドルは一時151円86銭まで売られたものの、再び反発し、今回の下落分の45%を戻しました。
ボストン連銀のコリンズ総裁は、インフレ率の持続的な下降を確認するまで現在の政策を維持すべきだと指摘。
FRBの方針や今後のインフレ傾向に注目が集まります。
明日のアナリストレポートはお休みとなります。
まとめ
円安が進行する中、市場関係者は日本銀行の次の動きに注目しています。
特に注目されているのは、円の価値低下が続く状況での日銀の介入の可能性です。
昨晩のNY市場でドル/円は155.35から155.69まで上昇しました。
その他の重要な動きとして、ユーロ/ドル、ユーロ/円、NYダウ、GOLD、WTI、米10年国債の数値があります。
また、経済指標においては、日本の景気先行指数と景気一致指数、中国の貿易統計、英国のBOE金融政策発表などが注目されています。
アメリカでは新規失業保険申請件数とサンフランシスコ連銀総裁の座談会参加が話題となっており、全ての動きが市場に影響を及ぼしています。
円安が進んだ背景には、政策方針や経済の見通しなどが大きく影響しており、今後の経済動向に注目が集まっています。