日本のFX業者は金融庁の厳格な規制下にあり、レバレッジが25倍までと規定があります。海外FX業者はレバレッジが高くリスクも大きいです。
海外FXをおすすめしないと言われる理由はどんな内容があるのか?メリットやデメリットについても解説していきます。
海外FX業者をおすすめしないと言われる理由
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海外FX業者をおすすめしないと言われる理由は7点あります。
- 日本の金融庁の認可を得ていない
- ハイレバレッジでの取引ができるためリスクが高い
- 信託保全が義務ではないので資金管理に不安がある
- 出金拒否や利益没収される恐れがある
- 国内FXよりもスプレッドが広い
- 国内FXよりも利益にかかる税金が高い
- 日本語サポートがない場合もあるので利用しにくい
それぞれ解説していきいます。
日本の金融庁の認可を得ていない
海外FX業者の中には、日本の金融庁の認可を受けていないため、利用者保護の観点から不安があります。
認可されていない業者を利用することは、投資者保護の観点から見るとリスクが高いと言えます。
日本国内の法令や規制のもとで運営されていないため、トラブルが起きた際の対応が不確かです。
ハイレバレッジでの取引ができるためリスクが高い
海外FX業者では、非常に高いレバレッジでの取引が可能です。高レバレッジは大きな利益を得るチャンスを提供しますが、同時に大きな損失を被るリスクも高まります。
少額の投資で大きな取引が可能ですが、市場が不利な方向に動くと、投資額以上の損失を被る可能性があります。
信託保全が義務ではないので資金管理に不安がある
多くの海外FX業者では、信託保全が義務付けられていません。
つまり、顧客の資金が業者の運転資金と区別されて管理されていない可能性があるため、業者が倒産した場合、顧客の資金を回収できないリスクがあります。
資金の安全性について不安が残ります。
出金拒否や利益没収される恐れがある
海外FX業者を利用していると、突然の出金拒否や利益没収の報告が一部から聞かれます。
これらの行為は、業者の一方的な判断によるもので、利用者が納得できる説明を受けることなく行われる場合があります。
そのため、資金の安全性に関して大きな不安があります。
国内FXよりもスプレッドが広い
海外FX業者の中には、国内FX業者と比較してスプレッドが広いところがあります。スプレッドが広いということは、取引コストが高くなるということです。
このため、取引ごとにかかるコストが高くなり、利益を出すためのハードルが高くなります。
国内FXよりも利益にかかる税金が高い
海外FX業者を利用した場合、国内FX業者を利用する場合と比較して、利益に対する税率が高い場合があります。
具体的には、総合課税の対象となり、利益に対して高い税率が適用される可能性があります。税金の面でも不利になる可能性があります。
日本語サポートがない場合もあるので利用しにくい
海外FX業者の中には、日本語サポートを提供していないところもあります。
この場合、取引に関する問い合わせやトラブルが発生した際に、言語の壁によって解決が難しくなる可能性があります。
日本語でのサポートがないと、利用者にとって非常に利用しにくい環境と言えます。
海外FX業者を利用するメリット
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海外FX業者を利用するメリットは7点あります。
- 発注の透明性が高い
- 大口の取引が可能
- スキャルピングが基本的に許可されている
- レバレッジが高いので少額の資金でも取引ができる
- ゼロカットシステムを採用しているため追証なし
- さまざまなボーナスが提供されている
- MT4・MT5といった主流のツールを使うことができる
それぞれ解説していきいます。
発注の透明性が高い
海外FX業者の多くは、取引の透明性を非常に重視しています。
注文を直接市場に出すECNやSTP方式を採用している業者が多く、これにより、顧客はより公正な価格で取引を行うことが可能です。
価格操作が少ないため、公平な取引環境であると言えます。
大口の取引が可能
海外FX業者は、大口の取引に対応しているケースが多く見られます。
これは、高いレバレッジを提供しているため、少ない資金で大きな取引を行うことが可能になるからです。
特に資金力のあるトレーダーや機関投資家にとって、魅力的な環境となっています。
スキャルピングが基本的に許可されている
多くの海外FX業者では、スキャルピング(短期間での小利益を狙う取引手法)が基本的に許可されています。
一部の国内業者ではスキャルピングが制限されることもありますが、海外FX業者を利用することで、より柔軟な取引戦略を立てることができます。
レバレッジが高いので少額の資金でも取引ができる
海外FX業者の魅力の一つが、非常に高いレバレッジです。この高いレバレッジにより、少額の資金でも大きな取引を行うことができます。
これにより、小規模投資家でも大きな利益を望むことが可能になります。
ゼロカットシステムを採用しているため追証なし
ゼロカットシステムを採用している海外FX業者が多く、これにより、口座残高がマイナスになっても追証(追加の資金拠出)の要求がないため、リスク管理がしやすくなります。
取引による損失が預け入れた資金を超えた場合でも追加負担がないため、心理的な負担が軽減されます。
さまざまなボーナスが提供されている
初回入金ボーナスや取引ボーナスなど、さまざまなボーナスを提供している海外FX業者が多いです。
これらのボーナスは、トレーダーにとって追加の取引資金となり得るため、より多くの取引機会を提供します。
特に、少ない資金で始めたいトレーダーにとって、大きなメリットがあります。
MT4・MT5といった主流のツールを使うことができる
MT4やMT5といった業界標準の取引プラットフォームを提供している海外FX業者が多いです。
これらのプラットフォームは、高度なチャート機能や取引自動化のためのEA(Expert Advisor)など、豊富な機能を備えており、あらゆるレベルのトレーダーにとって利用しやすい環境を提供します。
海外FX業者を利用するデメリット
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海外FX業者を利用するデメリットは3点あります。
- 日本で運営されていないので法律が適用されない
- 税率が高い
- 悪徳業者も存在する
それぞれ解説していきいます。
日本で運営されていないので法律が適用されない
海外FX業者は日本国内で運営されていないため、日本の法律や規制が直接適用されません。
これにより、トラブルが発生した時に日本の法律で保護されず、解決が困難になることがあります。
また、海外の法律やルールに従う必要があるため、ユーザーが把握する情報量も多くなります。
税率が高い
海外FX業者を通じて得られる収益は、総合課税の対象とされ、税率が高くなる傾向にあります。
国内FX業者を利用した場合に適用される申告分離課税の税率よりも、総合課税の場合の税率の方が高いため、最終的な手取り額が少なくなる可能性があります。
これは、海外FX取引をする際に注意が必要な点です。
悪徳業者も存在する
海外FX業者の中には、不透明な運営を行う悪徳業者も存在します。信頼性の低い業者を選んでしまうと、出金拒否や不当な取引条件の変更などのリスクに直面することがあります。
安全性を確認する情報が限られているため、業者選びには細心の注意が必要です。登録や監督機関の確認など、事前のリサーチが非常に重要となります。
使ってはいけない海外FX業者の特徴
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使ってはいけない海外FX業者の特徴は7点あります。
- 金融ライセンスを保有していない
- 運営実績がない
- オフィスを所有しておらず、所在地がわからない
- 高額出金をしたという実績がない
- 過度なキャンペーンが行われている
- 日本語サポートが提供されていない
- インターネットやSNSで口コミや評判が見つからない
それぞれ解説していきいます。
金融ライセンスを保有していない
正規の金融ライセンスを保有していない海外FX業者は、利用を避けるべき重要なサインです。
金融ライセンスは、業者が一定の基準を満たしている証拠であり、投資家を不当なリスクから保護するための重要な役割を担っています。
ライセンス未保有の業者を利用すると、法的保護を受けることができず、トラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
運営実績がない
運営実績がない、または運営歴が短い海外FX業者は、信頼性に欠ける可能性が高く、注意が必要です。
実績が少ないということは、企業の安定性や信頼性を判断するデータが不足していることを意味し、将来的にサービスが継続しないリスクも考慮する必要があります。
オフィスを所有しておらず、所在地がわからない
海外FX業者が具体的なオフィスの所在地を公開していない、または、存在しない場合、業者の透明性や信頼性に大きな疑問が生じます。
オフィスの実態がないと、問題発生時の対応が困難になったり、詳細な情報が入手できなかったりするため、リスクが伴います。
高額出金をしたという実績がない
高額出金の実績が確認できない業者は、資金の安全性や信頼性が低い可能性があります。出金トラブルはFX取引において最も避けたい問題の一つです。
過去に高額出金の実績がない業者は、資金の流動性に問題があるか、不正な運営をしている恐れがあります。
過度なキャンペーンが行われている
過度なボーナスやプロモーションを行っている海外FX業者は注意が必要です。
過度なキャンペーンは顧客を惹きつけるための手段ではありますが、それがアンフェアまたは持続不可能である場合、業者の経営健全性や意図を疑うべきです。
過度な条件を提示する業者は将来的にトラブルの原因となることがあります。
日本語サポートが提供されていない
日本語サポートが提供されていない海外FX業者は、日本の投資家にとって利用が難しいというデメリットがあります。
サポートがない場合、問題や疑問が発生した際に適切なサポートを受けられず、解決までに時間がかかったり、トラブルが拡大したりする可能性があります。
インターネットやSNSで口コミや評判が見つからない
インターネットやSNS上で口コミや評判が全く見つからない業者は、透明性が低いか、あまり信頼されていない可能性があります。
既存顧客からの評価やレビューは、業者選択の際に重要な情報源となります。情報がまったくない業者は、利用するにあたり慎重になるべきです。
使ってはいけない海外FX業者6選
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使ってはいけない海外FX業者6選は以下の通りです。
- GEMFOREX
- FXSuit
- WL
- HASTFOREX
- BA Capital
- FX Fair
それぞれ解説していきいます。
GEMFOREX
2023年時点で、Gemforexを利用しているユーザーから出金できないというトラブルが報告されています。
このような状況を鑑みると、安全性に懸念があるため、現在Gemforexの利用をおすすめすることはできません。
FXSuit
FXsuitは金融ライセンス未登録、信託保全がなく、運営会社が詐欺(SCAM)と判定されるなど、深刻な問題を抱えています。
これらの点は、ユーザーの資金の安全性に重大な疑問を投げかけており、避けるべき業者と言えます。
WL
2021年より、W.Lでは利用規約違反による出金拒否や長期にわたる出金遅延が問題となっていました。
その後、突如として公式ウェブサイトが閉鎖され、現在はアクセスが不可能です。
HASTFOREX
HAST FOREXは2022年10月より出金問題を抱え、無通知で公式サイトを閉鎖しました。
現在、口座の開設や入出金操作が不可能となっています。この情報はサイト閉鎖前のものであるため、最新の状況には注意が必要です。
BA Capital
2023年4月から、BA Capitalにて不正トレードの報告が増加。「勝手にトレードされ損害を被った」との声が多数あります。
現在サービスは停止中ですが、再開しても利用を避けるべきです。
FX Fair
FX FairFX( 旧Beyond)には、出金拒否、提灯記事の大量発生、口座利益の消去など深刻な問題があります。
これらは顧客の信頼を裏切る不正行為の可能性が高いです。利用を避けるべきです。
安心して利用できる海外FX業者5選
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安心して利用できる海外FX業者5選は以下の通りです。
- XMTrading
- FXGT
- Exness
- AXIORY
- iFOREX
それぞれ解説していきいます。
XMTrading
XMTradingは、高いレベルの顧客サービスと使いやすいプラットフォームで知られています。
多数の金融ライセンスを保持し、透明性や信頼性に優れている点が特徴です。ユーザーからの評価も高く、安心して利用できる海外FX業者の一つとされています。
FXGT
FXGTは、仮想通貨やFX取引を提供することで注目される業者です。
独自の取引プラットフォームを提供し、手数料の低さやスピーディな取引実行が魅力です。また、初心者から経験者まで幅広いトレーダーに対応しているという点も評価されています。
Exness
Exnessは、業界最低水準のスプレッドと高いレバレッジ設定が特徴のFX業者です。
強力な金融ライセンスを有し、信頼性の高い運営が評価されています。透明性の高い取引環境と迅速な顧客サポートも、多くのユーザーに支持されています。
AXIORY
AXIORYは、トレーダーに向けた教育コンテンツの充実さが特徴です。
安定した取引環境と個別顧客への丁寧なサポートで知られ、特に初心者に選ばれています。また、信託保全にも力を入れているため、安全性が高いと評価されています。
iFOREX
iFOREXは、幅広い商品を提供する海外FX業者です。ユーザーフレンドリーな取引プラットフォームと、充実した教育リソースが魅力です。
長年の運営実績と、複数国での金融ライセンス保有により、信頼性と安全性が確保されています。
海外FX業者に関するよくある質問
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- 日本から利用をしても問題ありませんか?
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海外FX業者の利用は問題無いです。海外FX業者の営業に対しては金融庁が警告を出しますが、投資家が海外FX業者を利用しても国内法で罰せられることはありません。 金融庁が規制の対象としているのは、あくまで国内で登録を行わずに営業している海外FX業者ですので、安心して利用できます。
- 海外FX口座での税金はどれくらいですか?
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税率:海外FXは利益が増えるほど税金も高くなる。 国内FXは一律 FXの利益にかかる税率は、海外FXは15〜55%程度の累進課税、国内FXは一律20.315%です。
- 利用者が多い海外FX業者はどこですか?
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利用者が特に多い海外FX業者はXMTradingとExnessです。
まとめ
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日本のFX業者と違い、海外FX業者は高レバレッジや様々なボーナスが魅力ですが、出金拒否や利益没収のリスク、信託保全が義務ではない、日本の金融庁の規制外であるなどのデメリットも存在します。
使ってはいけない業者の特徴として、金融ライセンス未保有、運営実績の欠如、高額出金実績の不在などが挙げられます。
安心して利用できるおすすめの海外FX業者には、XMTradingやExness等があり、これらは透明性や信頼性、顧客サポートに優れています。
海外FX選びでは、業者の信頼性やサポート体制、利用者の評価をよく調査することが重要です。