本日の為替予想「東京市場上昇後、NYではドル円が小動きに」

昨日の東京市場でドル円が一時157円19銭まで上昇した後、ニューヨーク市場では小動きとなりました。

日米の金融政策決定会合や米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見ムードが広がっているためです。

本記事では、この動きの背景と今後の為替相場への影響を詳しく解説します。

この記事を読むことで、最新の市場動向を把握し、今後の投資判断に役立てることができるでしょう。

目次

昨晩のニューヨーク市場の動き

昨晩のニューヨーク市場では、ドル円が157円前後で小動きとなり、ユーロドルは欧州の政治不安から1.0733まで下落しました。

株式市場はナスダックとS&P500が最高値を更新し、債券市場では長期金利が4.46%に上昇しました。商品市場では金が小反発し、原油は大幅に反発しました。

項目数値
NY連銀1年インフレ期待(5月)3.17%
ドル/円156.82 〜 157.09
ユーロ/ドル1.0733 〜 1.0766
ユーロ/円168.39 〜 169.08
NYダウ+69.05 → 38,858.04ドル
GOLD+2.00 → 2,327.00ドル

本日の注目すべき経済指標

本日の注目すべき経済指標を表にまとめました。

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経済指標概要期待される影響
オーストラリア5月NAB企業景況感指数豪州の企業景況感を示す指標。経済活動の状況を測定。高ければ豪ドル強化、低ければ豪ドル下押し圧力。
中東OPEC月報原油市場の供給と需要のバランスを分析する報告。原油価格に影響し、エネルギー関連株や通貨市場にも波及。
英国5月失業率と英ILO失業率(2-4月)イギリスの労働市場の健康状態を示す指標。失業率低下でポンド強化、上昇でポンド下押し圧力。
カナダ4月住宅建設許可件数カナダの不動産市場の健康状態を示す指標。増加すればカナダドル強化、減少すればカナダドル下落圧力。

本日の考察

昨日のドル円相場は東京市場で一時157円19銭まで上昇しましたが、NY市場では動きが鈍化しました。

日米の金融政策決定会合や5月の米消費者物価指数(CPI)発表を控え、様子見ムードが強まりました。

NY連銀の消費者調査によると、株価が1年後に上昇する確率は40.5%に達し、楽観的な見方が広がったことが背景にあります。

これにより、主要株価指数は揃って上昇し、ナスダックとS&P500は最高値を更新しました。

一方、ユーロドルは1.07台前半まで下落。欧州議会選挙で極右政党の支持拡大やフランス国債の売却がユーロ売りを誘発しました。

さらに、ECBのラガルド総裁は今後の利下げについて慎重な姿勢を示し、市場の期待をけん制しました。

本日のドル円相場は156円50銭~157円50銭程度を予想します。

まとめ

昨晩のニューヨーク市場では、ドル円が157円前後で小動きでした。

本日の注目経済指標は4つです。

  • 5月NAB企業景況感指数
  • OPEC月報
  • 5月失業率と英ILO失業率(2-4月)
  • 4月住宅建設許可件数

ドル円相場は東京市場で157円19銭まで上昇後、NY市場で鈍化。日米の金融政策決定会合や米消費者物価指数(CPI)発表を控え、様子見ムードが強まりました。

NY連銀の調査では株価が1年後に上昇する確率は40.5%と楽観的。主要株価指数は上昇し、ナスダックとS&P500は最高値を更新しました。

本日のドル円相場は156円50銭~157円50銭程度を予想します。

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