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パチスロで勝つためには、ただ単に運任せではなく、「機械割」を理解して数学的にアプローチすることが重要です。
しかし、「機械割」はよく聞くけれど具体的に何を指すのか、どのように計算するのか理解していない、という方も多いのではないでしょうか?
そんな「機械割」についての疑問や不明点を解消するために、この記事では以下の観点から詳しく解説していきます。
・「機械割」とは具体的に何を意味するのか?
・「機械割」はどのように計算されるのか?
・「機械割」が高ければ高いほど有利なのか?
・パチスロ各機種ごとの「機械割」の違いとは?
この記事を通じて、「機械割」の基礎から応用までを理解し、パチスロを単なる運任せのギャンブルから一歩進んだ確率論に基づいたゲームへと昇華させることができます。
パチスロの「機械割」を理解することで、より戦略的な立ち回りが可能となり、あなたの勝率を向上させる一助となることでしょう。
この記事があなたのパチスロ成功の手引きとなることを願っています。
機械割とは?
まず初めに、「機械割」とは具体的に何を指すのでしょうか。大雑把に説明すると、スロットマシンに投入したメダルがどの程度返ってくるかを示す割合、つまりペイアウト率を指します。例を挙げると、もしもあなたがメダルを100枚投入し、その全てが返ってくるとするならば、その機械割は100%と言えます。
機械割の100%場合
では、「機械割」はどのように計算されるのでしょうか。通常、この計算は一日の遊戯回数(例えば8000ゲーム)を基準に行われます。具体的には、一ゲームあたり3枚のメダルが必要とすると、一日で必要なメダルは合計24000枚になります。もし24000枚投入してそのまま24000枚返ってくるならば、その機械割は100%というわけです。つまり、投入枚数と返却枚数が一致するとき、その機械割は100%を示すというわけです。
理論上どれだけメダルが増えるか減るか
「機械割」は、「理論上どれだけメダルが増えるか減るか」の指標であり、その具体的な数値は機種や設定によります。例えば、「バジリスク~甲賀忍法帖~絆〜」は機械割119.2%を誇っていました。これは、24000枚投入すれば理論上は28608枚が返ってくる、という意味です。
しかし、実際のプレイ結果は、リプレイをカウントしない、ボーナス状態での投資など、様々な要素によって影響を受けます。そのため、「機械割」はあくまで理論値であり、必ずしも実際のプレイ結果を保証するものではないと理解しておく必要があります。
数値は機種や設定によって変わる
パチスロには「設定」が存在し、それぞれの設定ごとに「機械割」が異なります。これらの設定値は機種ごとにメーカーから発表され、その「機械割」は非常に多くの試行(何万回転、何十万回転といった単位)によるデータから算出されます。ただし、ここでも注意が必要です。なぜなら、小役を取りこぼした場合などは、払い出し枚数が減るため、「機械割」も低下する可能性があるからです。
具体的な機種と機械割の例
ここで具体的な例を見てみましょう。「マイジャグラー」のスペック表を見ると、設定により機械割が異なることが分かります。設定1の場合、機械割は96.6%となっており、理論上では投入したメダルの数よりも返ってくるメダルの数が少ないということを示しています。逆に、設定6では機械割が111.6%となっており、こちらは投入枚数よりも多くのメダルが返ってくることを示しています。
機械割からメダルの期待値を計算する方法
はじめに一つ確認しておきたい事があります。パチスロの96.6%や111.6%という数字は何を示していると思いますか?それらは期待値、つまり理論上どれだけ勝つか、あるいは負けるかを示すものです。それを理解するためには、機械割という概念を知る必要があります。この記事ではその計算方法を詳しく解説していきます。
機械割と期待値の計算式
機械割とは何かと言いますと、それはパチスロの性能を示す指標です。それが高ければ高いほど、プレイヤーにとっては有利な状態を示します。では、具体的にどのように期待値を計算するのでしょうか。以下にその計算式を示します。
「(ゲーム数×3×機械割)-(ゲーム数×3)=期待値(枚数)」
この場合、機械割はパーセント表記なので、100で割った数値になります。(例:111.6%なら1.116)
期待値の具体例
では、これを具体的な例で見てみましょう。例えば設定6のマイジャグラーを10,000ゲーム回したとすると、期待値は以下のように計算できます。
「(10,000×3×1.116)-(10,000×3) = 33,480-30,000 = 3,480枚」
また、設定2のマイジャグラーを9,000ゲーム回した場合の期待値は次のようになります。
「(9,000×3×0.99)-(9,000×3) = 26,730-27,000 = -270枚」
機械割の計算方法
機械割はメーカーが公表しているものなので、通常プレイヤーが計算することはありませんが、知っておくと便利な公式があります。
「機械割 = OUT枚数 ÷ IN枚数 × 100」
ここでいうOUT枚数とは台から払い出されるメダルの総枚数、IN枚数とは実際に消費されるメダルの総枚数を指します。
誤解しやすいポイント
IN枚数もOUT枚数も、実際にメダルを入れた枚数や払い出しがされた枚数を指すわけではありません。リプレイ後に回す時やリプレイが揃った時などにはメダルを追加するわけではないですが、それでもIN枚数やOUT枚数は3枚と計算されます。
今回の記事で「機械割」から「期待値」の計算方法について学んでいただければ幸いです。この情報があなたのパチスロライフに少しでも役立つことを願っています。
機械割をした際の時給の計算方法
パチスロプレイヤーとして、自分の時給を知ることは極めて重要です。その時給とは一時間あたり何ゲームができるか、つまり期待値がどの程度増えるかを示します。この記事では、その時給を如何に計算するか、詳しく説明していきます。
ゲーム数と時給の関係性
パチスロには「ウェイト」、つまり一回の抽選から次のゲームを始めるまでに必要な最低限の時間が存在します。このウェイト時間はおおよそ4.1秒で、この時間を考慮すると一時間に回せるゲーム数は最大で878ゲームになります。
ただし、ボーナス機能がある機種の場合、ボーナスの消化時間が必要となるため、必ずしも上記のゲーム数を回すことは可能とは限りません。そこで、今回は仮に一時間に500ゲームを回した場合の時給を計算していきます。その計算方法は先程紹介した期待値の計算方法と同じです。
パチスロの時給を瞬時に計算するツール
なお、手動で計算を行う必要は全くありません。インターネット上にはパチスロの時給を一瞬で自動計算するツールが存在しています。これらを活用すれば、時間をかけずに正確な時給の見積もりを行うことができます。
設定6のマイジャグラーの時給例
例えば、設定6のマイジャグラーにおいて一時間に500ゲームを行った場合、その時給は次のように計算できます。
「(500×3×1.116)-(500×3) = 1,674 – 1,500 = 174枚」
これが設定6のマイジャグラーを一時間プレイする場合の時給です。
設定5のマイジャグラーの時給例
一方、設定5のマイジャグラーで一時間に500ゲームを行った場合の時給は、次の通り計算できます。
「(500×3×1.071)-(500×3) = 1,606.5 – 1,500 = 106.5枚」
これが設定5のマイジャグラーを一時間プレイする場合の時給となります。
このように機械割を用いた時給の計算法を理解し、実際のパチスロプレイに活用してみてください。また、自動計算ツールの利用もお忘れなく。それにより、より楽しく、効率的なパチスロライフを送ることができるでしょう。
まとめ
期待値はパチスロ攻略における重要な指標であり、機械割からその値を導き出すことが可能です。上記のような理論を理解し、パチスロ攻略の一助にしていただければ幸いです。パチスロは楽しむことが最優先ですが、その背後にある数値や計算式を理解することで、より深い楽しみ方ができることでしょう。